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サラリーマン桃太郎の散歩

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2007年 12月 27日

小籠包  

南翔饅頭店(なんしょうまんとうてん)

写真を見直しながらぼくら家族はずいぶんと小籠包が好きだなって思いました。
みんな小籠包なら台北の鼎泰豊(ディンタイフォン)がお気に入りです。
しかし今回の機会に上海の老舗の味を確かめておかないとと強く思いましたね。

南翔饅頭店は上海市中心部、外灘に程近い豫園商場のなかにあります。
小籠包はご存知とは思いますが、小麦の皮で豚挽肉団子の餡と肉汁の煮凝りを包み、蒸篭で蒸したもので見かけは小さな肉まんという感じの点心です。
蒸された煮凝りは溶けて熱い熱いスープになります。
箸で皮を破らないようにつまんでとりあげ、酢・針生姜と一緒に食べるとスープがうまい。

思い出せば今年はあちこちで小籠包を食べることができました。
4月イースター休暇では台北に行って鼎泰豊本店で。
同店の料理人が独立して作った京鼎小厨でも一度。
やっぱり鼎泰豊がいいと同店の台北太平洋そごう店でもう一度。
8月の帰国では鼎泰豊 新宿タイムズスクエア店にもゆきましたが、そのおりに日本にはすでに10店以上支店があると知って、同店の日本での人気を実感。
上海店もあると聞いて場所は確かめましたけど、残念ながら今回は行けませんでした。
シンガポール店も含めて、どこの支店でも本店の味再現率はかなり高いと感じます。

一方で上海小籠包の創始と言われる南翔饅頭店、香港にいくつか支店があるので当地でも南翔の小籠包を食べられます。
食べたこともありますけど噂にたがわずおいしいです。
でも上海に来たのだから本店に行っておかないわけには行かない、、、でしょ?

で、南翔饅頭店本店はこちら。

小籠包  _f0071767_19261039.jpg


豫園に並ぶ古い建物の一部のような建物です。
この店は3階の各階それぞれが違う店のような営業スタイルです。
同じ料理(小籠包)を出すのに、まったく違う食べ方となります。
1階は小籠包を紙の器に盛ってくれてテイクアウト専門。
現地の人は店の近くに座り込んで食べていましたね。

2階は昔ながらの町の食堂みたいです。
食券を購入して、卓について座っている人の後ろに立って半時間あまり待ちます。
食券を売る小姐は券を売るのに忙しすぎてムスっと無表情、かわいいのに惜しいです。
小籠包は15個 20人民元(320円)。

小籠包  _f0071767_19263054.jpg


3階はすこし落ち着いたレストランスタイル、個室もあるけどミニマムチャージが一人200人民元と聞いてあきらめました。
一人10蒸篭(150個)は食べられないし、昼からお酒は飲まないし、と思ったので。
個室ではないテーブルもあって小籠包もなん種類かあったり、他の料理もあってすこしゆっくり食べられそうだけど、これも長い行列。
ということで昔ながらの雰囲気を持つ2階に入ることにしました。

さきに座っている人たちに配膳され、食事が終わるまで立ったままで待ちます。
食事が終わった人から席を立つので、すばやく席を確保して座ります。
そこそこ、お互いに先に来た人への配慮はありますが、、、そこは中国です。
この時点でようやく食べることができるんだという安心感を持てました。
一卓に7-8人、2-3グループが一緒になってぎゅうぎゅう詰めに座ります。
どこでも経験したことないですし、もう一度経験したいとは、、、思わないけど家族で小籠包を食べるのにここまでしたという良い思い出になりました。

酢を入れる小皿と箸が配られ、次に針生姜の小皿が大量に運ばれてきます。
生姜は一皿1人民元(16円)、これも食券制。
このあたりからみんな小皿に酢を注いだり、生姜を分けたりと食べる準備を進めます。
しばらくするといよいよ湯気を盛大にあげる小籠包の蒸篭が大量に運ばれてきます。
そして卓ごとに食券の数だけ蒸篭を置いてもらいます。

ほとんどの客が一人あたり1蒸篭オーダーしています。
おばあちゃんも2~3歳の子供もみんな一蒸篭頼んでいて、卓の上は蒸篭でいっぱい。
そんなに食べれるの、と突っ込みたくなるくらいです。
が、このあたりではみんな幸せそうな顔でした。

小籠包  _f0071767_19265497.jpg


待った甲斐があって、おいしかったですよ。
でも15個食べている間に小籠包が冷めてゆくので途中から皮が固まり始めます。
皮が破れにくく、食べやすくはなりますが、冷めるとちょっと残念です。
きっとわき目も振らずにさっさと食べないといけないんでしょうね。

で、食後の感想ですがやはり鼎泰豊のほうが僕の好みに合うように思います。
1蒸篭10個の鼎泰豊のほうが最後まで熱いまま食べられて良いようにも思います。

今回はただひたすらに小籠包を食べる話ししか書いてないですね。
年末年始はOM-1持って写真を撮りたいです。

by yutakah9 | 2007-12-27 19:27 | 中国本土


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